今年は最低賃金50円以上アップ(-_-;)
≪2024/9/2≫
10/1からの最低賃金が決定しました!(2024.8.30官報)
給与締め日が末日以外の企業様、10/1以降から「新」最低賃金を下回らないよう、給与計算にご注意くださいね。
愛知 1077円
岐阜 1001円
三重 1023円
長野 998円
静岡 1034円
全国加重平均1055円、平均51円アップ、徳島はなんと!84円アップのようです^^;
≪2024/7/28≫
第69回中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が出ました。
(実際は8月終わりごろに決定されます)
令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について
【答申のポイント】
各都道府県の引上げ額の目安については、Aランク50円、Bランク50円、Cランク50円
どのランクも50円アップ!引き上げ率は5.0%、過去最高額です!
岐阜県、栃木県の労働局からこれを超える答申も出ていますね^^;
例えば、1か月100時間勤務のパートさん×@50円上昇=5,000円アップ!
【ひとりごと】
国はこれからも最低賃金1500円!を目指していきます。今後日本の労働人口は10年で約1000万人減少して、人手不足は今以上に加速します。これは待ったなし!です。来年には雇用保険で自己都合退職者を優遇する改正も予定されています。そして雇用保険は1週10時間のパートさんにも適用拡大が予定、社会保険も事業規模51人規模で1週20時間以上働くパートさんに適用拡大を進めています。「年収の壁」も取り払う方向性です。
こんな施策ばかりされてしまったら、中小企業はやっていけないよ!とのお声が聴かれます。
一体これは何が意図されているのでしょうか。国は成長度合いの低い企業から成長度合いの高い企業への転職を促しているといえます。中小企業を応援していない、と見ることができます。外国人労働者さんを歓迎する施策もありますね。
我々はこれに負けない企業づくりが本当に大切になってきます。
では一体何を?どれも当たり前なことですが、わたくしは大きい方向性としてこのように考えています。
(1)(高くても)お客さまから選ばれる企業になる。
説明型ではなく、「質問型」で大企業ではできないようなきめ細かいサービス、ご用聞きのような、お客様のお困りごとを質問しながら解決する仕様を目指す。
(2)給与、昇給の原資はすべてお客様からいただく「粗利益が源泉」、値上げ、業務改善で利益率を改善する。
仕入れの大きい製造業様は売上総数、売上高が下がっても、粗利益(手残り)が増える仕組みが重要。
(3)従業員さんから選ばれる企業になる!給与、労働時間、残業代、人間関係など、ホワイトに、外的報酬も内的報酬も充実させる。
働く側の人が企業を選ぶ時代です。中小企業だからお給料が安い、休みが少ない、しょうがないよね、は通用しません。ホントに費用をかけても誰も来ません!「大企業には到底できないあたたかい人間関係」を作りましょう。社員同士互いに認め合う(定着性UP)、質問がしやすい雰囲気を作る(一人一人の生産性UP)、従業員同士だけではなく、経営側からもお互いに感謝する、できればお客様からも感謝を感じられる社内風土の熟成、我々中小企業ならできます!
もし利益率の低すぎるお仕事があれば、積極的にやらないお仕事を見極めて減らす、思い切ってやめる、未経験者大歓迎、定着度アップの仕組み、例えば動画を使ったわかりやすいマニュアル作成、IT化、自動化、いろいろあります。生成AIを使えばマニュアル用動画、説明動画やテキストは誰でも簡単に量産できるようになっています。安心してください!
転職サイトと1年じゅうお付き合いでは、社内も疲弊します(-_-;)身近な人間関係からの社内紹介制度、リファーラル採用もいいと思います。
少々言葉が乱暴かもしれませんが、国は中小企業を応援していないと思います。わたくし自身、従業員3名の超弱小事務所ですが、こんな施策に負けない組織と仕組みを作る!と念じています。ご一緒に頑張りましょう。