かとうの挨拶

かとう事務所代表の加藤麻紀です。
ネット上に数ある採用情報から弊所にアクセスくださり、ありがとうございます。かとうが気持ちを込め過ぎて(笑)、長文になって読みづらいところがあるかもしれません。どうかお付き合いください。

まずわたくしの職歴をお話しようと思います。

学習塾で講師をやっていました。

もう20年以上前のことです。わたくしは学習塾で講師をやっておりまして、なんと!給与未払いに遭遇(えっ~ホントにあるの?)、そのときに社労士資格を知り、「将来こんな仕事をしてみたい!」と感じまして資格取得をいたしました。学習塾で仕事をしながらの独学でしたので、しっかり^^; 3年かかりました。

時間はかかりましたが、給与未払い問題も無事解決、円満退職することができました。その上、学習塾退職後であったにも関わらず、当時の事務経験に関して、社労士資格登録時にはこちらの会社で実務経験証明をいただけたので、とても助かりました。社長のあたたかい配慮に感謝しています。

製造業の総務部に入社しました。

合格後は社労士事務所に就職を目指しましたが、ご縁がなかったのか、(当時の自分が未熟過ぎたのだと思います)残念ながら社労士事務所には就職できませんでした。

そこで一旦諦めて(もう?)、社員数50名の制御盤製造メーカーの総務部に入社しました。激務ではありましたが、そこでさまざまな貴重な事務職の実務経験を積むことができました。

当時は「働き方改改革」なんてまだまだ・・・という時代でしたから、まさに「24時間!闘います状態のモーレツリーマン」でした。今でも思い出すたびに笑ってしまいます。わたくしは25歳まで学校へ行っていたため、同期よりも社会人デビューが遅れている=社会人経験も短い=これはマズイ(よく考えれば今更・・・です)、当時はそんな焦りもあったことで「早く事務職として一人前になりたい!」と強く願っていたのだと思います。当時の会社(社長)は、大きな広い心で焦りまくっている未経験のわたくしに何でも学ばせてくれ、そして大事な仕事をたくさん任せてくれました。経理、登記、労務を含めた総務全般、「何でもやらせてもらえる!」「職場には信頼してくれる上司、仲間がいる!」充実した日々で、当初は遠回りしたような気持ちで入社した会社でしたが、わたくしにはとってもとっても幸せな、猪突猛進のリーマン生活でした。

念願の社労士事務所に転職しました。

退職なんて全く考えることのない充実した日々だったのですが、ある日のことです。わたくしの実家が懇意にしていた損保会社社長からのご縁で先代の社労士の杉本事務所への転職の誘いをいただきました。「知り合いの社労士事務所で、跡継ぎさんもいなくてね、事務所を任せたいってことで職員を探しているけど、まきちゃん、どう?」思わず「(考えなしの二つ返事で)はい!やりたいです!今の会社の社長に相談します!」

しかしそこからは時間がかかりました。社長と会社のご理解を得て、それから2年越しの退職準備をして制御盤製造メーカーを円満退職しました。退職時の送別会では、在職中何かと噛み付かれていた課長(笑)に「骨のあるヤツが辞めるのは寂しいな」と嬉しいコトバをもらったのは今でも励みになっています。その後は住まいも事務所近くの豊山町へ移し、念願の社労士事務所勤務を始めることができました。ボスの杉本は本当にわたくしの転職を2年も待ってくれていました。

前職での経理や登記、そして労務を含めた総務全般、これらの経験すべてが人生に役立っています。

当時アラサーの焦った事務員(←かとう)の猪突猛進をあたたかく見守ってくれた会社、社長、当時の仲間に今でも深く感謝しています。オカネでは買えない、大きなココロの財産を得られました。今も苦しいとき、辛くなったとき、この頃の思い出に助けられることが幾度もあります。

社労士事務所入所後も充実しました。

入所後、社労士仕事を毎日思いっきり経験できました。(ボスを合わせて3名体制でしたから当たり前ですが・・・笑)前職の総務部経験があったとは申しましても、知らないことがいっぱい、ほんとにいっぱい、それも毎日山盛りですよ。

ボスの杉本も前職の社長同様、未経験のわたくしになんでも任せてくれました。(よくよくわたくしは上司に恵まれました)社労士のほか、事務所には行政書士の仕事もありましたので、当時とても新鮮で、夢中になって実務を勉強しました。入所から、スグに顧問先さま対応も全面的にわたくしに任せてくれました。「人に任せる」、というのは大きなココロがなければできることではありません。今も深く感謝しています。

かとう事務所を創業しました。

杉本事務所に入所して5年目の夏に、ボスの杉本が急逝しました。ご遺族のご理解をいただき、血縁者ではないわたくしですが、そのまま杉本事務所を継承することになりました。そこで新たに「かとう事務所」を創業、そして現在に至っています。急逝後、ボスの奥様が顧問先さまへのあいさつまわりに同行してくれました。顧問先さまの全社が、「大変だったね、奥さん。そしてかとうさん、これからも頼むよ。」という嬉しいお言葉をいただき感謝でいっぱいになりました。わたくしの実家も小さな曲げ加工業を経営しております。そんな中小企業のお役に立てるような社労士事務所になろう、と誓いました。

ボスの急逝当時の職員は他に1名でした。新卒で入所したその職員は事務所継承した日からかとう事務所の創業メンバーとして現在も変わらず事務所を支えてくれています。もし彼女がいなければ、今日のかとう事務所はありません。そしてボスの急逝という状況の中で、変わらずにお仕事を任せてくれた顧問先さまのみなさまのおかげです。本当にありがたいことだと思います。とっても幸せです。先代ボスとご遺族への感謝を込めて、現在もボス杉本と同じ事務所建物で執務しています。

長々とお話したとおり、わたくしは多くのみなさんからこれまでにたくさんのご恩をいただいてきました。

「ご恩返し」というコトバがありますが、わたくしはその代りに、今いるこの場所から関わるすべてのみなさまへ少しでも多く「ご恩送り」をしていきたいと思います。

そしてかとうは毎日こんな思いで生きております。

  • モーレツリーマン時代に学んだことを伝えるのも使命ではないか。
  • かとうのような血縁関係なしの2代目として学んだことを伝えるのも使命ではないか。
  • 実家が自営業であるからこそ、経験したこと、感じたことや失敗したことを伝えるのも使命ではないか。
  • 職員3名の超零細事務所へ入所して、こんなに未熟なかとうのもとで心を同じくして仕事をしてくれる職員を幸せにすることが使命ではないか。
  • 世の中に働くところなんて山ほどあって、「今日で辞めます」ってできるのに、今日も爽やかに来てくれて、イイ仕事をしてくれているというのはどれだけありがたいことか。

こんなことを胸に仕事をいたしております。
次はかとう事務所の仕事の雰囲気をお伝えします。

電話でのお問合せ

平日10:00~17:00

052-901-5275

採用担当まで

メールでのお問合せ

24時間OK